何で苦しい創作をするのか?

創作は調子が良い時もあるし

昨日の記事でエナジードリンクを安易に飲んでしまった影響と思われる耳鳴りが止まらなくなってしまった件を書きましたが、ある程度収まってきた夜中に曲を作りました。

目次

何で苦しい創作をするのか?

どうして体調がよくないのに曲を作ったかと言うと、曲を作っていない期間が長くなってしまい「曲を作らないといけないという強迫観念」が溜まって解消しないと苦しくなってきたからです。

このような感覚って創作しない人には分からないと思います。ここら辺の創作者の思考回路は下記のブログの良記事がとてもよく説明されていますので、創作する人が読めば「なるほどーそうだったのか」「分かる分かるわー」ってなると思います。

強迫観念を和らげるにはどうするか?

調子が悪い時もある、ハードルを下げよう!

ここからは個人的な経験から思う事です。

才能があるかないか、天才かどうか、センスがあるかどうか、それは一旦置いておいて創作する方は大体スタートは10代が多いと思います。

一旦創作に取り込まれてしまうとなかなか抜け出せず人生をずっと苦しむ事になります。特に多感でインプットが多く、それに伴いアウトプットも多い10代から30代は、作品が出来た時の至福中毒になってしまい、作品が出来ない時の絶望感でもがき苦しむ事になります。

自分のレベルが上がり作品の質が上がれば上がるほど、世の中の天才の作品と自分の作品の差も明確に分かり、越えられない壁の高さに更に絶望しがちになります。

その結果、

  1. 実力以上の作品を生み出したいと思ってしまう
  2. ⇒作品の合格ライン(ハードル)を上げ過ぎて完成する量が減る
  3. ⇒作れない強迫観念からスランプに陥ってしまう
  4. ⇒更に絶望する

という悪循環に陥ってしまい更に苦しむことになります。

創作は作品が完成した時の至福感が凄すぎて精神が毒されてしまうのが原因です。脳がそういうメカニズムになってしまうのですね。ギャンブル中毒や薬物中毒と脳の回路的に同じだと思います。中毒なので抜け出すのがかなり困難です。

私の現在の創作に関する思考回路

さて、そうは言っても私の現在の創作に対する中毒症状は比較的抑えられています。創作のペースも落としているし、若い頃より作れなくても気にしないようになりました。要因は以下です。

  1. 昨年に1年間1曲も作れない状態があり、自分に占める創作の割合(重要度)が減った
  2. 諦めても諦めきれなかった世の中に作品を出したい(=職業)という思いも40代になり現実的にリアルに薄くなった
  3. 40代になり細かい作業がめんどくさくなり集中出来なくなってきた。良い意味で適当に手抜きで曲を作っても気にならなくなった
  4. 他に熱中する事や楽しい事が増えた。ブログ、スキューバダイビング、旅など

30代の時は1年で100曲近く作るという目標を立てて無理やり作っていた時もあります。今聴くとその時代の作品は見事にゴミばかりです。

でも、音楽って不思議で20代、30代、40代と続けてどんどん良い曲になっていると言うとそうでもなく、20代に作った曲でも大好きな曲も多いし、40代の今作った曲の方が良いという事でもありません。

一方、最近作った曲で人生ベスト3に入ると思う曲が出来たりもしていますので40代で才能が枯れたとも思っていません。一つ確実に言える事は一つの事を継続することはとても大事なことだという事です。とにかく空白期間が合っても良いので継続です!

凡人の創作は無理やり作り出すもの

作曲は天からフレーズが湧いてきたりとかを、創作しない人は思うかもしれません。でも、凡人は実際は無理やり作り出すものだと思います。これはブログ記事とかもそうですよね。ネタがなくなってからが勝負とか言ってる人もいますよね。

私は多作ではなく700曲程度しか作っていませんが、天から降ってきた曲なんて1曲もありません。才能がないって言えばそれまでですが…。

でも、天才の久石譲とか中田ヤスタカさんも私とレベルは天と地ほどの違いですが、その人個人の中では無理やり形にした曲も多いんじゃないかと思います。レベルが違うので他人には天から降ってきた曲に見えちゃいますけどね…

ぶっちゃけると、凡人の私の場合は作曲も作詞もブログ記事も、「(作る前に)自分が世の中に伝えたい事や表現したい事」なんてありません。でも、無理やり作り出した作品ではあるけど結果的に世の中に伝えたいと思う作品は沢山あります

10代から30代の方は今が創作人生で一番脂がのった時期です。それを超えても作れますが、その時代に感じた事、表現した事は人生で大切な宝物になります。苦しい時も多いと思いますが是非がんばってください、としか私は言えません。

そして、そのピーク時期を超えて40代になったら、また違う景色が見えます。肩の力を抜いて本当の人生の友として創作と付き合えるようになるかもしれません。プロは生活の糧なのでそんな気楽な事を言ってられないと思いますが、プロになれなかった人は、その点では案外悪くないのかもしれませんよ。

継続していれば、これからのネット全盛期時代においては、YouTubeなどでいつ作品が花開くか分かりません。そういう意味では私もアウトプットした作品をもっと公開していかなければなりませんね。ちょっと反省。

2月以降作品の公開を停止していますが、作ってはいるのでブログ1年を目途に投稿を再開していこうと計画しています。

このブログ記事もネタが尽きている状況で無理やり作りだしていたりします。読んでいただいてありがとうございました。

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このブログは、”人生終わってる40代独身男が幸せになるべくもがく様”の記録です。構成する成分は主に、HSP、ボカロ曲公開、ひとり旅、スキューバダイビング、虫歯です。 お金儲け、ノウハウ、投資、お得情報などは全くありませんのでご了承ください、お役に立てる情報がなくて申し訳ないです。