ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を今更見た感想

3年遅れで世の中が流れているケンジアライブです。

今更ながら3年前に社会現象を巻き起こしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』をレンタルして観ました。

久しぶりに絵を描いたので上手く描けませんでした

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目次

ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を今更見た感想

こんな記事を今書いているブロガーなんていませんが、色々な意味で良く出来たドラマだったのですが、40代HSP底辺人生\(^o^)/オワタ独身サラリーマンには心にグサグサ刺さる点が多すぎたドラマでした。

とりあえず、そんな低スペックの私が感じた点は以下です。

  1. 一番は新垣結衣の全盛期で史上最大の可愛さを楽しむドラマですね。とにかく可愛すぎる。日本で一番可愛い女の子が家事代行に来るなんてファンタジー以外の何物でもないよね、まぁドラマだから良いのだけど
  2. 契約結婚ってやり方があったんだー。もっと早く知っていれば…でも実際には新垣結衣や星野源がいるわけはないんだよなぁ
  3. 星野源は色々性格的にめんどくさくて問題があったかもしれないけど、仕事上は超有能だったから良いのであって、実際の同じような問題を持っている人でも仕事で有能じゃない人の方が多そう…つまり、”めんどくさいだけの劣等感満載ダメ人間”って、それ私か(泣)
  4. ドラマではみくりのお給料(19万4千円らしい)でみくりはそこから家賃や水道光熱費を折半して払うらしいです。そう考えると都会では普通に同居や同棲というのは確かにリアルにメリットあるんですね。知らない世界です
  5. みくりに給料を19万4千円払っていても問題がないひらまささんの経済状況はかなり良いんでしょうね。最低でも手取りで月収40万円以上かな、役職ありっぽかったし

面白くて全11話を一日で観てしまったのですが、正直2回目を観ようとしても無理でした。このドラマはコメディ要素があるし、ちょっと古いですが、私が大好きな”愛しあってるかい”というドラマは何度も見てます。

世界観が自分にはグサグサ刺さる

”愛しあってるかい”と”逃げ恥”の一番の違いはドラマが描く世界観だと思います。

”愛しあってるかい”は教師同士の恋愛やバブル感、私と全然違う登場人物達が織り成すドラマです。だから私は客観的にただただ笑って楽しめます。

だけど”逃げ恥”のひらまささんは、私と似ている性格ですが、私と比べたら十分スペックは上です。

ひらまささんのスペック

  1. 有能な高級取りSE
  2. 立派なマンション住まい
  3. 家事代行(みくりが美人なのはドラマなので外します)を頼める経済的余裕
  4. 悪くない外見 ※精神的なめんどくさくて自尊心が低い問題は抱えていますがそれは女性問題だけ

それなのに、自尊心が低いとドラマでは(主にみくりから)ボロクソです。

私のスペック

一方で、同じような精神的問題を抱えている私の現実は笑えないものです。両親ごめん…

  1. 誰でも変わりがいる現場労働と低賃金
  2. 家賃2万円の1Kねずみが出るボロアパート
  3. カップラーメンとレトルトご飯が命綱の経済的余裕
  4. 悪い外見(低身長なのが致命的)

結局同じような精神的な問題を抱えていてもリア充のイチャイチャ生活を見せつけられたドラマで、心の傷口に塩を塗り込みまくる世界観なので何度も見る事は出来ませんでした。

とは言え、自己肯定感や自尊心が低い私が現実に対して愚痴っているだけに思われますが、それはドラマの登場人物と比較したから思うのであって、私自身は別に現状でも不幸せだとは思っていません。別にやせ我慢ではなくて。だって、、、

  1. ”今”現在は食べ物があるしコーヒーも飲める(今飲みながら書いています)
  2. 仕事もある(仕事行く前に書いてます)
  3. 休みの日には温泉に行けるし、年に数回はスキューバダイビングを楽しむ程度の余裕と健康はある
  4. 貧乏だけど本当に欲しい物があれば買える程度のお金はある
  5. 夢と目標もある

ただし、自分で完結出来ない事、自分ではコントロール出来ない事は諦めています。結婚や子供は自分だけでは無理です。相手を見つけなければならないし、過去何度か挑戦したけれど気持ちを掴む事は出来ませんでした。これは単純に自分の努力が足りなかったと思っていますが、今更引きずっていても仕方がありません。前を向き自分がコントロールできる事で人生の幸せを見つけるしかないのです。

ちょとした疑問「みくりは本当にひらまささんが好きなの?」

あと、ちょっとした疑問があります。

「みくりは本当にひらまささんが好きなの?」

って事です。一緒に住んで、しかも家事をしてある程度のお金を貰っています。もちろん家事はプロとして徹底的にやっているし相性が悪そうで悪くない二人なので好きに似た感情は生まれるかもしれません。でも、それって本当の気持ちかな?って。

経験者の対談のこちらの記事は面白いです。

記事の中では”恋愛感情を持たない事が条件で、恋愛感情を持ってしまったら契約は一旦終了させるのが良い”とか、”恋愛感情を持っても別れてみたら全然そうじゃなかった”という意見があります。

だから、私はドラマを見ている後半で一旦契約を終了させて別れてみて、やっぱりお互いの大切さが分かって元に戻る、本当にお互いが好きだという確認のプロセスがあるかと思ったらありませんでした。

※原作漫画見たら一旦間を置くエピソードがありました。ドラマは終盤色んな展開を同時進行させたようですね。

だから、契約を終了させて本当に結婚するという時にみくりが感じたもやもやってそれもあったんじゃないかと…

  • ひらまささんにとってはみくりが100%好きと言う感情だけ
  • みくりにとっては50%は給料、50%は好きという感情?でも50%の好きという感情も一緒にいるからであって本当か分からない?

個人的には男性目線だからだと思いますが、ひらまささんが星野源だという事を省けば、そんなに魅力的にも感じないです。まぁそれを言ってしまえば、みくりだって新垣結衣じゃなかったら…。まぁそれを言ってしまうと全てが成り立たないかなぁ。

とは言っても、みくりのお母さん(富田靖子)のドラマの中のセリフで「運命の相手なんていない、運命の相手にする」という趣旨の考え方が全てを救っている気もしますし、このドラマの答えなのかもしれません。※詳しくはこちらの記事でどうぞ。

この言葉を踏まえたら、みくりとひらまささんは相性も悪くなさそう(お互い超めんどくさい似た者タイプ)なので運命の相手にしたのかなって思いますね。原作の漫画は読んでいませんが、ドラマでは明確ではなかった籍を入れて子供も生まれて幸せなようです。続編あるのかなぁ…、でもある意味で物語のピークは完結しているのでそんなにドラマ化して観たい気もしませんが。

要するに、このドラマってちょっと考え方がめんどくさい(まぁ結局大体の人たちはめんどくさいと思いますので普通とも言えますが…)カップルが、周りを巻き込んで幸せ感を振りまいているだけのお話だったりして。って、それを言ったら恋愛ドラマ全てがそうか…

という事で、恋ダンスとかも話題になり社会現象を巻き起こしただけあって面白いドラマでした。…が、可愛すぎる新垣結衣が楽しめて良かったです。新垣結衣と言えば、『リーガル・ハイ』や『空飛ぶ広報室(主題歌の安室奈美恵さんのcontrail)は最高傑作)』は逃げ恥レベルに素晴らしいドラマですね。

まだ逃げ恥はアマゾンプライム会員無料では観れませんが、もし未視聴の方がいらっしゃいましたら是非どうぞ。空飛ぶ広報室は無料で今なら観れます!

※下記は全てブルーレイ版のBOXです

それにしても俳優の皆さんって色んな人生を演じてすごいですね!

最後に自分も超小賢しくてめんどくさい人間だったよ

最後にこの記事を書いた後で、少し自分について思ったことがあるので追記します。

みくりは度々自分の事を”小賢しい”からダメだと言っています、回想や妄想で。まぁ小賢しいと自覚して、また客観視も出来るので頭も良いと思いますが。

でも、ひらまささんは小賢しいなんて思っていなかったと言ってます。

ただ私はドラマの最終回でみくりが小賢しさを爆発したのを見て”めんどくさい人”って思いました。でも、ひらまささんは生きていく事自体がめんどくさいって言ってます。同じめんどくさいでも意味合いが違うと思います。

私は単純にみくりが全てを家事をお金に換算して行動する事にめんどくさい人と思ったのです。

私はもう結婚出来る事はないと確信していますが、もし奇蹟が起きて結婚する事が出来れば家事もやらないといけないと思っています…が、それは今のこの瞬間ドラマなどの影響で思っているだけで、本来は家事をやるタイプでもないし、最初だけで化けの皮が剥がれたらやらなくなるリスクがある男です。

みくりが疑問に思って言っていることは正しいと思います。女性が生活の安定(実際は不安定だけど)を得られている代わりに家事という労働が無償なのはおかしいと思うのは当然です。当然だけど、そんな女性の考え方を”めんどくさい”と思ってしまう自分…自己嫌悪…

なるほど、、、そういう面でも自分は結婚できないし、しない方が良いタイプなんでしょうね。相手を幸せに出来ないし自分も幸せになれない、いやむしろ幸せになる努力をしてみんな手にしている”幸せ”なんだけど、自分はその努力がたぶん出来なさそうです。

一人で生きていく…強がってはいてもドラマのみくり(新垣結衣)さんが可愛すぎて40代の希望も可能性もないオジサンは辛いですよ~

人間として生まれてきて、やっぱり一時かもしれないけど、両想いになれる異性を見つけたかったし、子育ても経験したかったけど向いていない物は仕方ありません。本当は経験してから向いていないと思う事が理想だったけど…

あぁ、ただのシチュエーションコメディ的なドラマを見ただけで、こんなにあほな事を考える自分はなんて”小賢し”くて”めんどくさい”人間なんでしょうね。

でも人生まだ諦めないでがんばろ。

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このブログは、”人生終わってる40代独身男が幸せになるべくもがく様”の記録です。構成する成分は主に、HSP、ボカロ曲公開、ひとり旅、スキューバダイビング、虫歯です。 お金儲け、ノウハウ、投資、お得情報などは全くありませんのでご了承ください、お役に立てる情報がなくて申し訳ないです。