【車選び】新車が欲しいけど『中古車』もありかも?

私は車が大好きです。とりわけデザインが個性的な車や何か武器を持っている車が好きです。でも、個性がある車は1台限りで終わる車も多いし、挑戦したけど不人気で次のモデルで丸くなったり、方向性が変わったりもします。

だからカーセンサーなどの中古車サイトを眺めながら妄想するのも大好きです。お金はないので高い車は買えません。でも安くて面白そうな車を探すのも楽しいものです。

という事で、車好きの貧乏人が車を中古車を買う際に思っている事を書きたいと思います。ちなみに、新車を買ってくれる人がいるからメーカー利益を上げて次世代の車が発売されるし、新車で買った人が乗りかえてくれるから中古車が発生するので新車を買ってくれている人には感謝しております。

目次

車は数年毎にフルモデルチェンジして価格も高くなる傾向

メーカーが新ジャンルに挑戦して(大体失敗する)不人気になると1台限りで販売終了する事もありますが、大黒柱のコンパクトカーや人気ジャンルのミニバンなどは数年に1度フルモデルチェンジします。

フルモデルチェンジは昔は4年周期が多かったですが、最近は売れ筋で6年、そうでなければ10年に1度くらいになる車もあります。また、フルモデルチェンジまでに2年に1度くらいマイナーチェンジと言って、デザインの小さな意匠変更や使い買っての向上、ネガを潰すなどのチェンジを行い販売促進を図ります。

フルモデルチェンジでは当然、デザインの全面刷新、新技術の投入、エンジンの改良や変更、プラットホームの一新など大きな前面改良をする場合が多いです。当然価格も高くなりがちです。マイナーチェンジやフルモデルチェンジの度に少しの値上がりでも年数をかければ大きな値上がりになります。

という事は、”新車”を購入すると数年後には販売終了になり、もっと性能が良くなった同じ名前の新しい車が発売され自分の買った車は古くなってしまいます。メーカーが販売終了した車は絶版車と言います。すごく古い車は旧車と言ったりします。

給料は上がらないのに新車は20年前より高くなっている?

新車は高いです。昨今は20年前と比較しても給料は全く上がらないどころか下がっているくらいなのに新車の価格は上がり続けています。

  1. 【20年前の私】大卒で新入社員で入社した時の初任給は19万円
  2. 【現在の私】中途入社して15年勤めている現在の基本給は21万円

私の給料は20年働いても10%しか上がっていません。介護保険や社会保険料も上がっていると思うのでほとんど変わっていないと言っても過言ではありません。甲斐性ない自分が悲しいですね…

私だけでは意味がないのでちょっと統計が古いですが、大卒の初任給の推移をみてみます。参考にしたサイトは以下です。

https://nenji-toukei.com/n/kiji/10021/%E5%A4%A7%E5%8D%92%E5%88%9D%E4%BB%BB%E7%B5%A6

ちなみに、2018年は20万6700円で過去最高だそうです。まぁだとしても2001年の19万8300円と比較すると上昇率は4.2%です。では車はどうでしょうか?

ホンダフィットの価格推移

参考にしたサイト

  1. 【たぶんベースのY】1300cc、FF、106万5千円(税抜・2001年)
  2. 【13G・F】1300cc、FF、132万3千円(税抜・2019年)

上昇率は24%。あれ!?あんまり値上がりしていませんね。性能は上がっていますがそれは当時も当時出来る最高性能だったと思うので比較に含みません。

トヨタヴォクシーの価格推移

では、ミニバンはどうでしょうか?

  1. 【X】2000cc、AT、ベースグレード、198万(不明、2001年)
  2. 【X】2000cc、CVT、一番安いグレード、235万2千円(税抜、2019年)

2001年が税抜き価格だとしたら上昇率は13%。あれ!?ミニバンもあまり値上がりしてませんね。

ロードスターの価格推移

それではスポーツカーはどうでしょうか?当時から今まで継続販売している車種はほとんどありませんが1車種ありました!ロードスターです。排気量は変わっていますが車の特徴は変わっていないので比較してたいと思います。

  1. 【1.6 M MT】1600cc、ベースグレード、198万6千円(たぶん税抜、2002年)
  2. 【S MT】1500cc、一番安いグレード、236万4千円(税抜、2019年)

上昇率は19%。想像したよりは値上がりしていませんね。排気量は下がっていますが出力は上がっていますしね。

価格推移のまとめ

という事で、一部消費税抜きか込みかで曖昧な部分はありますが、車のジャンルに関わらず10~20%程度は新車価格は上昇していると思われます。最近は安全性能やユーティリティなどで1車種でも価格の幅も大きくなっています。

コスト削減のため車種ではなくグレードなどで体現しているのでしょうね。昔のように車種でヒエラルキーを表していた時代と違い単純な比較は出来なくなっているのかもしれません。

とは言え、大卒の初任給と比べると、車の基本性能が20年前より大きく進化して耐久性(使用年数)も上がっているとは言え新車購入時の価格は上がっていると言えます。

中古車の魅力

話が逸れてしまいましたが中古車の魅力は下記だと思います。

  1. 安く車が購入できる
  2. 新車で買えない価格帯の車にも手が届く
  3. 排気ガス規制などで牙を抜かれた現在のエンジンではなく、エッジがあるスポーツカーも多い
  4. 昔より品質が上がって耐久年数も上がっているため数年落ちくらいであれば10年くらいは問題なく乗れる可能性が高い
  5. 販売不振で生産終了し現在買えない車も選べる。不人気であってもあなたが気に入ったなら問題なし!
  6. 買う時点で絶版車と分かって納得して購入していればフルモデルチェンジなどで進化が著しい場合に嫉妬しないで済む。

当たり前の事ばかり書いていますが、私がこの記事で一番書きたいのが”6番”です。

進化したモデルチェンジ後の現行の車に嫉妬しない心の平穏を得られる

これは気にしない人は気にしないし、買った車をすごく好きでモデルチェンジしても関係ない人は問題ないでしょう。でも、車好きは(知らなきゃ良いのに車が好きだから)車の情報を手に入れてしまうし、エンジン性能が大きく上がったりしてしまうと悔しい気持ちも芽生えてしまうでしょう。

例)現行のマツダのロードスターRF

  1. 登場時は幌にはない2000ccエンジンで電動ルーフが特徴の最高の車。2016年12月の発売時は324万円(SのMT)で最高出力は158馬力。
  2. 2018年7月のマイナーチェンジで336万円(SのMT)に値上がりしたが184馬力に大幅出力アップ。

普通の車であれば気にならないかもしれませんがスポーツカーなので馬力はかなり大切な部分だと思います。普通に考えればまだ買っていない人は大歓迎の進化です。

でも購入した人、特に情報が出る直前に知らずに購入した人はとても悔しいと思います。自分だったら本当に悔しいです。でもこれは仕方がない事です。どんなタイミングで告知したとしても継続して販売している以上必ずそういう人が存在してしまいます。

「おまえみみっちいな!」と思われるのは覚悟の上です。私はみみっちいのです。とは言え視点を変えてみればお得な可能性もあるわけです。

当然、素晴らしいモデルチェンジをした前の型の中古車価格は落ちます。まぁロードスターRFの場合は販売数が少ないので大きな影響はないかもしれませんがロードスターを買う層は車に詳しい人も多いと思うので、今後の中古車価格はやっぱり影響していくのではと思われます。

そうすると、正直普通に乗る分であれば最大出力はほとんど使わないし、例え全域でトルクアップもされていたとしても乗り比べないと差なんて分からないし、ロードスターの肝のオープンカーとしての性能は変わりません。

だったら、今自分が買うとしたらモデルチェンジ前の出力が低い方が安いなら迷わずそちらを選びます。ネガも分かって納得して買っていれば当たり前ですが全く嫉妬もしないし気になりません。

私が過去に購入した車も、ネガを分かって購入している車が多いので新型車に嫉妬しないで済んでいます。上記の例ではエンジンについてでしたが、デザインなども同じです。中古車であればその車のその後の進化も分かっているので場合によってはモデルチェンジ前の方がカッコ良かったりエッジがあったりする場合もありますよね。新車を買ってしまえばその後の進化は運ですが、中古車なら確定しています。

まぁ思考が後ろ向きなので、誰にでもおすすめは出来ないかもしれませんが中古車にはそんなメリットもあるかなというお話でした。

中古車のデメリット

もちろん中古車はデメリットもあるので理解して購入する必要があります。以下が考えられます。

  1. 保証が少ない。中古車は半年や1年程度の保証が多いです。お店の保証などを追加で有償で付ければある程度の保証を伸ばすことは出来ます。でも国産車の新車であれば無条件で3年保証なので、安心して故障の不安なしで乗りたい方は新車をオススメします。
  2. 壊れやすい。品質が上がったとは言え工業製品なので使用年数が増えれば壊れますし、あまり乗らなくても経年劣化して壊れます。過去私が買った中古車で年間2千キロしか乗らないのにいきなりオルタネーターが壊れてリビルト品でも8万くらい出費してしまいました。
  3. 部品がなくなる。部品は生産終了後6年間は保証されていたと思います。あまりに古い車は純正部品が手に入りづらい状況もあるかもしれません。
  4. 安全性が低い。燃費の向上は一旦頭打ちな感じですが、自動ブレーキや衝突安全性など最近の安全面の車の進化は著しいです。また自動運転への技術革新などが猛スピードで進みそうな気配もあります。そういう意味では中古車を買うデメリットの一番は低い安全性だと思います。

中古車の一番のネックは”4番”の安全性ですね。その面では新車がすごく魅力的に思います。あとは、新車と比べて故障などの可能性も高いので、古い車を買う場合は特に『場合によっては高い出費になる可能性』もあるので『車への愛情』が必要なのかもしれませんね。

まとめ

色々書いてきましたが、結論としては『私も新車が買えるなら新車が買いたい!』でも割り切って楽しんで選べば中古車もおもしろい!って感じです。

現在ボロボロのコペンに乗っていて、快適な車に買い替えたいけど、思い出も愛着もあるので悩むな~って事を思ったりしながら書きました。こんな風にくだらないことを考えて車を買っている人もいるんだと参考にしていただければ嬉しいです。

※どんな車を買ってどんな結果になっても私は責任は負えませんので自己責任で車選びをお楽しみください。

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