1月下旬に宅地建物取引士(宅建)の登録実務講習に行ってきました。
登録実務講習というのは実務経験が無くて宅建試験に合格した人、つまり私のような人が免許証を発行してもらうために必要な講習です。内容は宅建業の取引で最低限の必要な知識を学ぶことです。
通常は2日間で合計13時限ですが、1日で強行する日程もあります。私は2日間コースで受けましたが、それでも結構大変だったので1日コースは、どうしても時間が取れない方の緊急コースだと思います。
とは言え、内容が大変かというとそうでもなく、どちらかと言うと我慢して講義をじっと受ける事が大変で、頭を使い過ぎるとか、発表するとかではないのでその点は大丈夫です。ただ、遅刻などは一切認められないっぽいのでその点は注意です。
目次
宅建の登録実務講習に行ってきました
この講習は最後に終了試験がありますが、講師の方も終了試験について心配している方が安心できるように大事な点を重点的に教えてくれるので試験についてはそれほど心配は不要です(まだ私も合格したわけではありませんが…)
登録実務講習の内容
内容は簡単に言うと、物件の売買を中心にストーリー仕立てで流れを勉強します。具体的な例をもとに、重要事項説明書なども学びます。実際は現在のインターネットが普及している時代には少し古臭い内容らしいですが、基礎なので個人的には良かったです。
ちなみに、おおよその費用は2万円前後です。管理業務主任者の登録実務講習とは異なり、合格者が多いので全国で開催されているので地方在住者も安心です。
申し込むと、事前学習で自宅でテキストや問題集を予習してくるようになっており、私もテキストを一読して、問題集もやっていきました。そのおかげで講習では一度読んだ内容だったので分かりやすかったです。ただ、時間がなくて予習出来なかったとしても、宅建に合格している方であればギリ大丈夫かなと思います(とは言え、予習していた方が良いのは間違いありません)。
実務講師の不動産業の話が楽しかった
これは運になってしまいますが、講師の方が実務で宅建業を営んでいる方(だとラッキー)で、話が上手な方だと、色々な不動産業や業界の話が聞けて楽しいと思います。
私も、一番の関心は宅建は合格したけれど、いざ不動産業って一体どんな所なの?っていう事だったので、色々な実務的な話や裏話的な話に期待していました。
幸い、私が受けた講座の講師の方は結構経験豊富な方だったので、話的には楽しい、でも実際自分が仕事でやるには「自分には無理じゃないか?」って言うような話が聞けました。
あまり細かい話は、ここでは書きませんが、予想はしていたけれど40代で業界や営業を未経験の自分は怖気付いてしまうような話が多く、実際講師の方に聞いてみたけど、ダメではないけど厳しそうな感じでした。ただ宅建を持っていれば、もしかしたらあるかもしれないね、っていう感じでした。
私が怖気付いた話は、、、
- 不動産営業は契約を決めて歩合を会社から分取ってやる、と言う気概が必要
- 競売物件は怖い、臆病で小心者の自分には不向き、だけど不動産屋に入ったらやらされる(?)
一方、参考になった話は、、、
認知症が増えており、超高齢化社会に突入しており、相続案件で拗れているパターンが多い。だから、親(もちろん自分も)が元気なうちに資産(プラスもマイナスも)をどのように相続していくかなど勉強して進めることが必要。
認知症になってしまうと、預金口座は凍結され、不動産売買等も出来なくなるそうです。後見人制度とかもあるけど横領など色々な問題があったり費用もかかるそうです。私はそういう事を考えたことがなかったので結構ためになりました。
登録まではしておいた方が良いらしい
さて、講習を受けたら2週間後くらいに講習受講終了証明書みたいなものが届くらしいです。それで、宅建試験を受けた県に登録してから、免許証を発行するようです。
現状では精神的に弱い未経験の自分が不動産業に飛び込めるかどうかは分かりませんが、貯金を食い潰しているので、いざ!となったら背に腹は変えられません。その時は、どのみち未経験の業界で仕事をするしかないので、それならばやはり大好きな不動産業に宅建を使って仕事を探すしかないので、登録まではしておくことにしました。
登録しておけば、必要になったら1ヶ月程度で宅建証を申請できるようです。申請してしまうと5年間の有効期間なので必要になったらで良いと思われます。登録に3万7千円も必要で、テキスト、試験、登録実務講習だなんだかんだでお金がかかるけど仕方ありません。
と言うことで、管理業務主任者についても講習を受けるかどうか迷っております。ハローワークで管理業務主任者で仕事を探しても、ほぼ全くない状況ですが、暇だし登録まではやっぱりしておいた方が良いのかなぁ…。ただお金が…