本当に素晴らしいアニメーション映画を観たのでご紹介したいと思います。ネタバレ少な目で私の感想を書きたいと思いますが、出来れば両方ともamazonプライムビデオで会員は無料で観れますので真っ白の状態で観てください。
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可愛らしい兄と妹の冒険ファンタジー『SONG of the SEA(ソング・オブ・ザ・シー)』
2014年公開の監督のトム・ムーアの2作目の長編アニメーション映画です。なんとなくプライムビデオでオススメされていたので観たのですがとても素晴らしい作品でした。ネタバレ少な目で私の感想を書きたいと思います。
- ジブリ好きなトム・ムーア監督は、宮崎駿監督のアニメーションの本質を継承した才能あるクリエイター!
- 宮崎駿作品のオマージュが沢山だけどパクリではない独自性
- 2Dだけど3D的な演出が素晴らしい
- 画面隅々まで細かい仕事が素晴らしい
- キャラクターの可愛らしさで癒される
- 独特のケルト音楽?が素敵
なんと言っても監督のトム・ムーアさんのセンスが素晴らしいです。ジブリアニメに影響を受けているそうで、実際ジブリの1シーンを思い起こされるシーンも散見しています。でもセンスがあるので単なる模倣やパクリ、コピーにならず自分の独自性を追加しているので既視感のない素晴らしい映像表現を実現しています。ストーリーは観てのお楽しみです。私は泣きそうになりました!
日本のジブリの残党の人たちが宮崎駿劣化コピーから抜け出せていません。宮崎駿の本質は絵ではないと思います。脚本だったり演出だったり展開だったり、結局センスがないと表面だけ真似ても駄作になってしまうということです。
そういう意味では大ヒットはなりませんでしたが、高畑勲監督の作品はいつも宮崎駿ではやらないアプローチを試みており、トラウマになっている”火垂るの墓”以外は大好きな作品ばかりです。下記は前に書いた『かぐや姫の物語』が好きな理由です。
細かい描写が凄い!『ブレンダンとケルズの秘密』
この作品は監督の1作目です。先にソング~を観てしまったので若干驚きは下がりましたが、この作品も素晴らしかったです。
- 本を作る話ですが、絵の細かい書き込みと動きが凄い!
- 敵とのバトルシーンが迫力満点、小さい頃好きだった絵本『はろるどとむらさきのくれよん』を思い出した
- ストーリーが単純なハッピーエンドとならない点がリアル
こちらはソング~より2Dと3Dの表現の工夫が凝っています。また本の中の絵が細かい部分までウニウニ動いて芸術作品のようです。ソング~もそうですが妖精が可愛いです。またキャラクターデザインが幾何学模様みたいな法則があり楽しいです。
『ブレンダンとケルズの秘密』は少しお子さんには難しいかもしれません。より楽しめるのは『ソング・オブ・ザ・シー』の方だと思います。
映画と関係ないけどケルト音楽とポップスを融合した家族(兄弟姉妹)バンドのザ・コアーズも大好きなので別記事でまた紹介したいと思います。
読んでいただいてありがとうございました。
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