ミステリー好きな私ですが、最近は推理小説も映画も全く観ていませんでした。先日ゲオに行ったら久しぶりに観たくなったので、以前気になっていた物を含み4作品レンタルして観てみましたので感想です。
ちなみにネタバレありなので観ようと思っている方は読まないでください。また、深い考察や突っ込んだ内容はありません。HSPが気になった事を書き殴っただけですので期待しないでください。
観たのは観た順で、『ラプラスの魔女』『ビブリア古書堂の事件手帖』『検察側の罪人』『コーヒーが冷めないうちに』です。どれもそこそこ評価が良い作品ばかりですしので色々書きたい事はありますがオススメではあります。一応下記にリンクを貼っていますが、正直買わなくてレンタルで十分だと思います。リンク先はブルーレイ版ですのでご注意ください。
目次
ラプラスの魔女
50点
うーーーん。以前映画館で予告編を観てムチャクチャ面白そうと思い期待していたのですが…主人公?の櫻井翔が演じた探偵役の大学教授はなんのために存在していたのだろう??
「ありえない、ありえない」ばかり言っていて何も自分で謎を解いていないような…。いや、そもそも謎がありえない能力が前提なので”当然ありえない”のですよね。
だから結局は物語の始まり殺人事件については、本当の殺人事件の演出のようなものだし、犯人は超能力者のようなものなので仕方ないですね。そういう意味では本当の殺人事件についてはいつもの東野圭吾風でしたね。
ビブリア古書堂の事件手帖
60点
TVドラマ版を観た事があり面白かったので期待して観ました。小説版を観たら篠川栞子は髪型だけなら黒木華がイメージに合いますが、実際はTVドラマ版の剛力彩芽さんの方が雰囲気が合っていた気もします。
内容がTVドラマ版と被っている気もしましたが、昔の恋愛の内容がイマイチで不倫するわ子供が出来るわ、そもそも男は欲望に突っ走っただけで全然良い人間に見えません。残念でした。
検察側の罪人
途中で挫折したため評価できず
”木村拓哉 VS 二宮和也”という事で超期待しました。実際に演技は素晴らしいと思います。木村拓哉も流石のオーラ溢れる演技ですし悪者側?というのも新鮮です。
だけど、HSPにはキツイ描写や内容なので後味悪すぎで途中で挫折しました。一応考察サイトで物語は観ましたのでそれを踏まえて感じた事です。
テーマが残虐殺人犯人が絡んでくるうえ、説明や回想シーンなどリアルに描かれているので胸糞悪いです。フィクションとは言えそんな事知りたくもないよ。映画を観てハッピーに、予想外の犯人やトリックが分かって「やられた!」って思いたいだけなんですよ、HSPの私は。
二宮和也さんの演技も凄いけど怒鳴ったりなので観ていて気分が良い物ではありません。木村拓哉さんも正義?に突っ走ってカッコ良いけど、結局殺人を犯したらね…BORDERの主人公と同じですね。殺人を犯してしまうと、どれだけ繕っても正義のための殺人と言ってもやっぱり物語が終わってしまうんですよね。
HSPの人には描写がきつく脳裏に残りやすいので観ない方が良いかもしれません。
コーヒーが冷めないうちに
65点
えーーーと、これは有村架純さんのプロモーションビデオでしょうか?
物語がご都合主義すぎるし、そもそもありえない過去の人に会える事が前提のお話なのでリアリティがないですね。たぶん主人公の有村架純さんのエピソードとトリックを表現したいがためだけに作ったようなストーリーですね。
タイムスリップにはいくつかの条件があるのですが、一番の核は『タイムスリップした時に何をやってもその後の未来は何も変わらない』という点です。
4つあるエピソードのうち一つ目の波留さんのお話は結構良かったです。勇気を出して気持ちを伝える大切さですね。
二つ目の薬師丸ひろ子さんのエピソードも松重豊さんとの演技が素晴らしくて良かったです。松重豊さんは検察側の罪人にも出演されていますが、色んな役をこなして素晴らしいですね。私は『孤独のグルメ』が大好きです。
三つ目の吉田羊さんのエピソードも悪くはないのですが、私が大嫌いな”人が死ぬことで感動を演出する”パターンなので個人的には嫌いです。
そして主人公の有村架純さんのエピソードですが、全ては最後のトリックを再現するための急な恋愛発展→妊娠の流れがイマイチです。そして最後の奇想天外?なタイムスリップはルールに問題ないの?って感じで冷めてしまいました。
ちなみにキーマンの石田ゆり子さんはとても綺麗で、この映画を良さげに見せている点でも重要な役割だなと思いました。
まとめ
全作品に共通して言える事は、ブルーレイ版をPS4で観たからですが、映像がとても美しい…美し過ぎると思った事です。4Kや8Kが当たり前になったらどうなるんでしょうかね!
内容について言えば全作品イマイチでした。映画を作るのはすごく大変だと思うし役者さんも頑張っていると思うのですが残念ながら心からハッとして意外な結末にドキドキして見終わた後も考察サイトをネットサーフィンしまくって…というレベルに面白い作品はなかったです。
別に大作でなく、上から目線でもなく、例えば『アフタースクール』や『晴天の霹靂』など超面白い作品もあるのでまた色々見てみようと思います。今期待なのはperfumeが主題歌という事もありますが、トリックと同じ脚本家も参加している『屍人荘の殺人』はとても面白そうです!
上のPVにあるヒロインの浜辺美波さんのセリフ「謎の脅迫状、湖畔のペンション、行方知れずの女子部員、興味のあるお話では?」というのが声質とリズム、抑揚などがツボで気持ち良くて何度も聴いちゃいます!
小説版の評価がイマイチっぽいので密室殺人のトリックが期待外れにならないかが超心配ですが超期待です!
雑な映画の感想ですみませんでした。読んでいただいてありがとうございました。
※下記のリンク先商品は晴天の霹靂はブルーレイ版、アフタースクールはDVD版なのでご注意ください。