Avicii『Tim』を聴きました

私は特に深いEDMリスナーではありませんが、小室哲哉→中田ヤスタカ→EDMというざっくりした流れですがEDMが好きになりました。

でも小室さんや中田ヤスタカさんの音楽は日本が世界に誇れる素晴らしい音楽だと思っていますが、ことEDMに関してはお二人とも取り組んではいますが海外勢の心から昂揚する真に気持ちが良い音、リズム、カッコイイサウンドなどに及んでいない気がします。

実際に私が好きなEDM曲は海外勢ばかりです。この辺は日本人が苦手な分野かもしれませんね。

※曲名のリンクはアーティストの公式YouTube動画です

目次

私が好きなEDMアーティスト

にわかなEDM好きな私は王道しか聴いていません。DAVID GUETTA(デヴィッド・ゲッタ)、ZEDD(ゼッド)の2人の曲ばかりを聴いています。

ただ、DAVID GUETTAはちょっとマンネリ気味で、ZEDDにはもっと沢山曲を出して欲しいです。HARDWELLもCD(『HARDWELL – SPECIAL JAPAN EDITION -』)を買って聴いてみましたが、悪くはありませんがハマる曲が少ない感じでした。

そんな中でAviciiについては『TRUE』というアルバムを購入して聴きましたが『Wake Me Up』が相当の名曲で好きになった以外の曲はあまりハマりませんでした。※でももう一度あらためて実家から持ってきて聴き直そうと思っています

ハマらなかった理由は、Aviciiの曲って人間の奥深い部分を揺さぶる重めの曲だからかなと思ったりします。DAVID GUETTAとかZEDDは結構能天気に明るかったり美しい響きだったり聴いていてスッキリ楽しくてハッピーな曲が多いと思います。そこが楽しいとハッピーが一番のHSPの自分がハマる理由なんでしょうね。

Avicii『Tim』を聴きました

そんな中、昨年若くして亡くなったAviciiの新作アルバム『Tim』が発売された事を知りました。TimはAviciiの本名です。YouTubeでアルバムリード曲?『Heaven』を聴いた瞬間、Aviciiの虜になってしまいました。

この曲は2014年頃に出来た曲で以降ライブなどで披露されていたけどCD未収録曲だったようです。昨年AViCiiが亡くなったという現実とHeavenというタイトルが心に突き刺さります。晩年はかなりライブ疲れしていたようで、そういうエピソードもこの曲を聴いて心が震える理由かと思います。もしかしたらこの曲は今まで聴いてきたEDM曲の中で1番好きかもしれません。

亡くなってから発売されたこの『Tim』というアルバムは、残された人たちがAviciiが残したデータから起草&発展させて作り上げたアルバムのようです。YouTubeにエピソード動画もありました、こちらです。

それでアルバムのいくつかをYouTubeで聴いたら、もうポチるしかありませんでした。私は音楽が大好きなので、本当に素敵な曲はCDの高音質でじっくり楽しみたいのです。YouTubeで片手間に聴くのは勿体ないのです。

だって、そんな心を震わせてくれる曲は1年に数曲しかないのですから。ましてやベストアルバムでもないのに捨て曲(という意識はどのアーティストにもないと思いますが…)なしで収録曲全部が良い曲ばかりなんていうアルバムはほぼありません。

とは言え、無理に購入する必要はないし、公式動画がある曲は下記にリンクしておきますので是非是非聴いてみてください!珍しくアルバム収録曲はほぼ全部良い曲ばかりです。

  1. Peace Of Mind
  2. Heaven
  3. SOS
  4. Tough Love
  5. Bad Reputation
  6. Ain’t A Thing
  7. Hold The Line
  8. Freak
  9. Excuse Me Mr Sir
  10. Heart Upon My Sleeve
  11. Never Leave Me
  12. Fades Away

アルバム全曲公式動画としてYouTubeに公開されています。珍しい事ですね。それだけ聴いて欲しいということだと思います。3分前後の曲が多く、一番長いHeaveでも4分37秒です。とても聴きやすいアルバムです。

『Freak』という曲では坂本九の『上を向いて歩こう』が曲中にフューチャーされており日本人としてはすごく嬉しい演出ですね!!

全曲好きでヘビロテ確実なのですが、個人的にその中でも特に好きなのは、『Heaven』『SOS』『Hold The Line』『Never Leave Me』『Fades Away』とかですね。どの曲も美し過ぎてちょっぴり悲しい心が洗われる曲ばかりです。

まとめ

制作した人たちも分かっているようですが、収録されている曲はAviciiの意図しているサウンドかどうかは分かりません。でもこのアルバムは何を言っているか分からなくても声とサウンドを聴いたら、Aviciiを愛する人たちがAviciiを思い偲んで何とか悲しい死から乗り越えようと作り上げた傑作だと分かります。

だから音楽好きの私は買わざるを得ませんでした。。。

Avicii自身が作り上げる新作が今後聴けない(※Timのようなコンセプトの曲は出るかもしれませんが…)ことは残念ではありますが、残された名曲を今後も大切に聴き続けていこうと思います。DAVID GUETTAとZEDDに飽きていた時にすごく刺激になりました。

読んでいただいてありがとうございました。

※左から初回生産限定版、通常版、輸入盤です

※左から1stアルバム『TRUE』、2ndアルバム『STORIES』の輸入盤です

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